

エアコンは夏場だけなく、冬場の暖房にも活躍するわけですが、
以前は我が家の冬場はファンヒーターを使っていました。
しかし、点火して数分経つと換気のエラー表示が出てしまい止まってしまうのです。
試しに新品のファンヒーターを使っても同じように止まってしまいます。
窓を開けて部屋の換気をしても効果なし。
そこで、ファンヒーターが換気エラーになってしまう2部屋にエアコンを取り付けました。
これで、現在は冬場も快適に過ごせるようになりました。
ちなみに取付けたエアコンのメーカーはダイキンです。
しかし、エアコンは電力を多く消費する家電なので、電気代が気になりますよね。
そこで、ここではエアコンの節約術をお伝えしたいと思います。
スポンサーリンクエアコンの暖房運転


エアコンより早く室内を暖めたければファンヒーターの方がよいのですが、
ファンヒーターは設定温度にもよりますが、電気と灯油を使いますので、節約には向いていないと言えるでしょう。
また、灯油は価格が変動するデメリットがありますよね。
エアコンを暖房運転にする場合の工夫
エアコンを暖房運転にする場合、まず風向きを下に設定する必要があります。
暖かい空気は上にあがる特性があるので、遠くに風を届かせようと上向きで運転すると、かえって部屋が暖まらなくなってしまいます。
吹き出し角度は、水平に対して60度がおすすめ。
加えて、風量も強いほうがよく、エアフィルターなどが汚れていると、風の威力も弱くなるので使用前に掃除しておくと良いでしょう。
エアコンの暖房を優先して暖める場所は?
風を左右に出し分けられる機能があれば、人がいる場所の足もとを優先して暖めることをおすすめします。
人は足もとが暖かいと、設定温度が少し低めでも快適に過ごすことができるため、
部屋全体ではなくエリアを限定して暖めたほうが効率的です。
設定温度が1度異なると、エアコンの省エネ性は約10%向上するとされており、一点集中型の暖房は省エネにもつながります。
エアコンの暖房を最大限にする節約術
エアコンのフィルターが詰まってしまうと本来の性能が落ちてしまいますので、こまめにフィルターの掃除をしましょう。
また、室外機周りに物を置いてしまうと、風通しが悪くなりエアコンの効率が落ちてしまいます。
そして、冬に雪が多い地域では雪が室外機周りに積もってしまったり、室外機に雪が吸い込まれてしまい効率が落ちてしまいますので、
防雪フードや防雪ネットで雪対策もしましょう。
ドアやカーテンを閉めることで冷気の侵入を防ぎ、暖房効果を高める方法や、
シーリングファンやサーキュレーターがあるなら、室内の空気を循環させることで部屋の温度を一定に保つことができます。
なお、エアコンの風に肌を直接当て続けるのは、乾燥しやすくなるので避けたほうがいいでしょう。
エアコンの暖房時の設定温度を低くする

20℃と聞くと寒いと感じるかもしれませんが、以下の方法で温かく過ごすことが可能になります。
1. エアコンをつける時は、自動運転にする。

弱運転のほうが電気代がかからないように思いますが、
最初から弱運転にしていまうと、温まるまでに時間がかかって逆に電気代が高くなってしまいます。
エアコンは室内温度を設定温度までに上げるまでが一番電力を消費するため、
自動運転で一気に室温を挙げてしまったほうが消費電力が少なくできるため、電気代を節約できます。
2. 風は下向き

温かい空気は上のほうに溜まります。
ですので、エアコンの暖房の風向きは下向きに設定します。
ただし、センサー搭載の高機種のエアコンは人がいる場所を感知して自動で最適な風向きにするため、自動コントロールモードが最適です。
3. 湿度を保つ

エアコン暖房は除湿するため、室内が乾燥します。
そこで加湿器などで部屋を加湿することで寒さをやわらげる効果があります。
4. サーキュレーターや扇風機を併用する

部屋の天井にたまっている温かい空気を下のほうに降ろすことで、温かさを感じやすくなります。
そこで、サーキュレーターや扇風機を上向きにして運転することで空気を循環させ、エアコンの動きを助けます。
5. 窓の断熱をする

窓はガラス1枚で薄いため、冬場は室内の熱を逃してしまいます。
そこで、窓用の断熱シートを貼ったり、遮光・遮熱カーテンに掛けかえることで、窓からの熱の出入りを防止することができるため、エアコンの電気代を節約できます。
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各メーカーの低価格エアコンの特徴
パナソニック エオリア
省エネ基準をクリアーしたスタンダードな6畳用。スマホでエアコンを遠隔操作できるアプリに対応。
汚れがつきにくい熱交換器を装備するほか、運転を終了するたびに自動でエアコン内部を40度以上に加熱して乾燥させる「内部クリーン」機能を搭載。
パワフル設定時、冷風がすぐ出る「すぐでる冷房」、高原に吹く風を再現した「1/f ゆらぎ気流」、冷風を体に当てない「天井シャワー気流」を装備。
三菱電機 霧ヶ峰
基本機能と品質にこだわった6畳用。床温度を測る「フロアアイ」と、冷房と爽風を切り替える「冷房ハイブリッド」で快適。
「室温キープシステム(プレヒート)」により、霜取り運転時も室温低下を抑制。強・標準・弱の3つの除湿が選べる「選べる3モード除湿」を採用。
親水性コートで付着しにくくした油をドレン水で洗浄する「清潔コート熱交換器」と、前面パネルやフラップなどが取り外せる「はずせるボディ」を搭載
ダイキン
シンプル&コンパクトでベーシックなエアコンの6畳用。ヒートブースト制御により、設定温度まで一気に暖める。
室内機は洋室の袖壁や和室の真壁などにも納まるコンパクト設計で、室外機もコンパクト。
風が直接体に当たらない「風ないス運転」やワンタッチ入・切タイマーなど、基本機能が充実している。0.5度単位での細かな温度コントロールが可能。
日立 白くまくん
狭いスペースやベランダにもすっきり収まるコンパクト設計のエアコンの6畳用。
吹き出す風の量をコントロールし、肌寒さを抑えながら除湿する「ソフト除湿」を搭載。外気温10度(室内温度16度)から使える。
エアコン内部クリーン機能をセットすると、冷房・除湿運転後に自動でエアコン内部を乾燥。運転停止または開始をセットできる「切or入タイマー」付き。
シャープ
独自の空気清浄技術「プラズマクラスタ-7000」を搭載した6畳用。
冷房時と除湿時、熱交換器に付いた汚れを浮かせて、ドレン水とともに室外へ洗い流す「熱交換器クリーニング」機能を搭載。
「COCORO AIR」対応。スマートフォンに無線LAN接続するとクラウドのAIにつながり、運転状況などに関する情報を分析して快適な空気環境を提供する。
東芝
スタンダードなTシリーズモデルの6畳用。
高さ25cmで、窓上にも設置しやすいコンパクトな設計。
冷房・除湿するだけで、熱交換器の汚れを自動で掃除する「マジック洗浄熱交換器」を搭載。暖房シーズン中の汚れは、冷房シーズンにまとめて洗い流す。
「上下スイング」と「やわらかドライ(除湿)」機能を搭載。バックライト液晶を搭載した「シンプルリモコン」と、リモコンホルダーが付属している。
富士通ゼネラル
狭い場所にも設置しやすいコンパクトなエアコンの6畳用。
熱交換器の汚れを流す、「ハイドロフィリック熱交換器」を採用。「快適自動スイング機能」により、風向をリモコンで上下左右設定できる。
操作内容などをわかりやすく知らせる、「音声お知らせ機能」を搭載。体にやさしい2ウェイ除湿(ソフトクール・ひかえめ)が可能。
コロナ
日本製で、冷房しか使わない人に最適な「冷房専用シリーズ」の6畳用。
カビの発生を抑える「防カビフィルター」(試験機関の検証による)を搭載している。
取り外して丸洗いできる「洗えるパネル」を採用し、掃除も楽々。
アイリスオーヤマ
おやすみモードで就寝時の冷やしすぎや暖めすぎを防止。6畳用。
エアコンの入/切をタイマーで予約。
冷房または除湿を10分以上運転した後に停止すると、自動で室内機を乾燥させ清潔に保つ。
まとめ
1. エアコンを暖房運転にする場合、まず風向きを下に設定する
2. 自動運転で一気に室温を上げてしまうことで、消費電力を少なくできる
3. エアコンは室内温度を設定温度までに上げるまでが一番電力を消費する
4. 部屋の天井にたまっている温かい空気を下のほうに降ろすことで、温かさを感じやすくなる
5. 加湿器などで部屋を加湿することで寒さをやわらげる効果がある
6. 窓用の断熱シートを貼ったり、遮光・遮熱カーテンに掛けかえることで、窓からの熱の出入りを防止することができる
7. 室外機周りは風通しを良くしておく
エアコンの暖房使用時には上記でお伝えしたことを実践することで電気代を節約することができます。
また、センサーなどを搭載した高機種のエアコンは価格も高いため節約するという面ではどうかと思います。
僕としては特別な機能は必要ないと思いますし、まずは消費電力が少ない機種を優先させます。
というわけで、エアコンの暖房を効率的に使う節約術は以上です。
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